経営

【書籍レビュー】“ドリルを売るには穴を売れ” を読んで( `ー´)ノ


こんにちわ!!manaoです(^^♪

私は自己研鑽のため、今の自分にとってきっと糧になるだろうと感じられた本や信頼できる友人より紹介いただいた本を読むということを実践しています。

今回は、友人より勧められたこちらの本👇を読んでいたため、また更新が遅れてしまいました(;_:)

では、さっそくこの本を読んで率直に感じたことを投稿したいと思います(^^)/

率直にいいますと、

事業をこれから始めたいと思っている方,始めている方,興味のある方は、

ぜひ!!読んでください!!(^^)/

と絶賛できるくらい、読みやすいですし、おもしろいですし、非常にためになると思います(^^♪

『マーケティング』とはこういうものなのか!!( ゚Д゚)

私の携わる医療でいえば、時代や地域における医療へのneedsを理解し、そして顧客(患者)へ私たちはどれだけのベネフィットを提供できるか?そして、それに見合う対価を得ることができ、クリニック(会社)が活気づいていけるか?(^^)

クリニックも経営です(^^) 経営のためのマーケティングの必要性を教えてくれた1冊です。(^^)/

では、私がこの本をおすすめする理由を列挙します!!

1.何よりも読みやすい!!(^^♪
5章に分かれており、1章ごとにマーケティングのエッセンスについての解説及び教えが書かれています。
そして、一人の主人公が物語形式でマーケティングのノウハウを学んでいく小説様式のため、その主人公とともに自分も成長できているように感じられるように主人公に自己投影でき読みすすめられます。(^^)/

2.マーケティングの考え方が段階を踏んで一つ一つ丁寧に解説されているため、頭が混乱せず一つ一つ理解しながら読み進められます。

3.私たちに一つ一つ丁寧に講演してくれているような臨場感があります。読み応えがある。

この本の内容はどちらかというとお店を始めるときなど、買い手と売り手が存在したときに必要な知識が書かれています。

私の手掛けている医療は売り手と買い手という考え方ではありませんが、医療サービスを提供する側と医療を受ける側という観点からは、この本に書かれている考え方は非常に役に立ちました。
ここで!!自問自答したことがあります。(*_*;
・私の開業している地域で求められている医療はなんだろう?(‘;’)

・老若男女各々どんなneedsがあり、何を私のクリニックに求めているのか?
(‘;’)

この本で書かれている内容を、私なりに当クリニックで置き換えた場合で考えてみました。

まず、この本でで挙げられるポイントは4つです。

ベネフィット、セグメンテーションとターゲティング、差別化、4Pです(^_-)-☆

1.ベネフィット-顧客にとっての価値

これは、患者さんが適切な医療(診察、検査、診断そして心のケア)を受けることでしょう。

患者さんによりそって、誠心誠意の診察そして適切な診断及び治療を提供すること、また何よりも患者さんの不安を取り除いてあげることが患者さんにとっての価値だと思いませんか?(^_-)-☆

それが、当院での患者(顧客)へのベネフィットであると思っています。そして、患者さんの欲求・・・体を良くしたい、不安を取り除きたい!!つまり生存欲求を満たしてあげることだと思っています。

この顧客(患者)へのベネフィットこそ、どんなに忙しくなっても決しておろそかになってはいけない本幹だと思いますし、おろそかになるくらい忙しくなるならなら、応援医師を雇うべきだと思っています。(^_-)-☆ お金第一ではいけない!!でもこの本幹を忘れず患者のベネフィットを満たすことができれば、結果としてクリニックが繁盛することにつながる!!

2.セグメンテーションとターゲティング-顧客を分けて絞る

これは我々医療者としては、患者を絞るということですが、それは医療の考えからかけ離れています!! この考えは、いいかえれば地域によって何が求められているのかをターゲティングするということに置き換えます。(‘;’)

今、この地域で足りないものは何か?求められているものは何か?そして、どんな年齢層が求めているのか?

それを知る方法のひとつは患者さんに聞くということです。私たちはその声を聞かなければいけない!!(^^)/

つまり、よくデパートなどのお店などで行われているアンケート(*’▽’)!!

我々医療もアンケートなどから情報を得てもいいのではないかと思っています。というか、アンケートをとってみたいなと思います。(^^)/

患者さんからの声を聞く!!これこそ、私のクリニックで行うべき,行なってみたい!(^^)!ターゲティング及びセグメンテーションへのきっかけになるでしょう(^^♪

こちらに関してはまた報告しますね☺️

少し脱線しましたが・・・(*_*;

地域にはどんなneeds(どのような医療を受けたいか?)があるかをターゲティング(調査し標準を当てる!!)し、そしてそれぞれのneedsをセグメンテーション(例えばご高齢者なのか、若者なのか、小児なのかなど)することでそれぞれのセグメンテーションでのベネフィットについて考え、医療を提供していく必要がある!!ということではないか(‘;’)

ただ、よい医療をやればいいというわけではないと思います。昔と違い、クリニックもたくさん周囲にはありますよね( ゚Д゚)また総合病院もたくさんある時代となりました( ゚Д゚)

だからこそ、私達医療者も特にクリニック開業医は、マーケティングについて学びそして考えなければいけない時代だと感じています。(*^-^*)

3.差別化-競合よりも高い価値を提供する・・・

医療は各医療機関での連携というものが大切です。なので競合という概念は異なりますが・・・それでもやはり人気なクリニック、そうではないクリニックがあります。

人気なクリニックになるためには…

この本では、3つの軸について話をしていました。

それは、手軽軸、商品軸、密着軸です。

詳細は本を読んで学ぶことに委ねますが、医療に手軽軸はありません。

それでは、
商品軸・・・より高度な医療 高度な精査など質の高い医療を提供すること。つまり総合病院や大学病院でしょう。

それでは私のようなクリニックの場合はもう一つの密着軸こそあるべき姿ではないかと思います。
密着軸・・・つまり一人一人の患者さんによりそって一人一人のneedsに合わせた医療を提供する。心のケアも含めて。 そういわゆる家庭医というやつですね(^^♪

この密着軸に準じた考えで、医療戦略を考えていくべきではないだろうか。

MRIなどの精密機器を導入しているクリニックもあります。ある意味高度医療機器がクリニックでも受けられる!!差別化されているようにも思えますが、この軸の観点からいうとこれは商品軸の考えではないだろうか?総合病院という商品軸を主軸とする機関と競合するメリットがあるでしょうか?

このようにクリニックの経営を考える上で吟味する指針となります。!(^^)!

市場におけるマーケティングを行なった上で自分のスタンスをみなおしていく必要があります。( `ー´)ノ

4.4P-価値を実現するための製品、価格、販路、広告 この4つ

医療はもちろん商売という概念とは異なりますが、しかし、クリニックにも従業員がいて患者さんが来ないともちろんつぶれてしまいます。

どんなに良い医療を提供し、地域に密着していても認知されていないと、患者はきてくれません。

やはり医療にも販路そして広告は必要です。

製品や価格に関しては保険診療を行っている限りあまり関係ないでしょう。

もちろん、自由診療であれば、どんな製品(サービス)を提供しそしてそのサービスに対する対価(価格)を考えるでしょうが・・・(*_*;
販路としては、もちろんクリニック内での診療がメインです!!

しかし、場合によっては、クリニックにこれない患者さんもいるでしょう。
訪問診療 訪問看護、検診業務、スポーツへの帯同、スポーツドクターなど医療にも様々な販路があります。
広告としては

看板、チラシ、新聞、講演、ホームページなど の媒体を使用すること

そして何よりも口コミ!!だと感じています( ^^) _U~~

このように、医療においてもこの本の内容考え方は十分に当てはまり、そして考えを整理し行動にうつすための指針となるような気がします。

この4つの考え方は別々な考え方ではなく、この4つが円滑に実行できてこそ、自他共に認められる医療施設になると考えています。(*^-^*)

いつもお話しておりますが、

行動しましょう( `ー´)ノ

ちなみに現在私が行動していることは・・・
・【従業員との面談】

こちらはやっとほぼ終了しつつあります。終了したら新ためて総括したいと思います。

そして現在行っていることは・・・

診療終了後の
・【15~20分程度のミーティング】です。

これは、日々の情報共有のミーティングですが・・・

本当の目的は私の理念つまりは会社の理念、社内規範を皆で共有するために、私の考えをそれとなく伝えることそして皆に伝えて意識してもらい実際に私が率先して行動し示していく布石です。(^^)/
率先垂範力をそして部下愛育力、人間理解力を身に着けていく為のミーティングを開始しました。こちらもある程度回数を重ねましたらまた報告したいと思います。

正直どのようになるかはわかりません(*_*; 全然意味ないかもしれませんし( ゚Д゚)

でも行動してみないとわかりません。失敗から学ぶものもあるでしょう!!

本を読むと色々なことを考えさせられますね(^^♪

明日も頑張りましょう!!(^_-)-☆ manao

ABOUT ME
manao
整形外科医フリーランス医師 子育てに奮闘しながら自己研鑽のため 色々な分野に挑戦しています。 よろしくお願いいたします。